離陸から上空飛行に移り水平飛行からのナイフエッジでラダーを当てるとロール方向に機体が回転するため、ラダー→エルロンミキシングを与えてみたものの、まだ不足しているようなのでトリムインプットスイッチ操作によって飛行させながらミキシング量を増やしてみたところ、最初よりもロール方向の回転が弱くなりました。
そこでロール方向の回転を完全に止まるまでと更に調整を行っていたところ、途中から舵の効きがおかしくなり、飛行に支障を感じ始めたので着陸させましたが、着陸進入時も飛行姿勢がおかしくスロットル開度の変調とエレベーター&ラダー方向に変なクセが出ていたのです。
着陸後に機体をタキシングさせるためラダーを切ったところノーズギヤが思いっきり右方向に切れて制御不能となり、ラダーが右に切れてエレベーターがダウンとなっています。
と同時にスロットルが最スローであるにも関わらず回転が落ちない状態となり、何らかのトラブルが発生しました。
最初は送信機のミキシングシステムを疑ったのですが、主翼を外して胴体内を確認すると、サーボベッドが動いているのを発見!

矢印部分のサーボベッド(ベニヤ材)を固定しているヒノキ材(ベニヤ材の下側)の胴体側で接着剤が外れて、サーボベッド全体が前側に移動しています。
ラダーが右に切れた状態
エレベーターがダウン側に切れた状態
画像はありませんが、スロットルも開く状態になっていたので、全てのつじつまが合います。
サーボベッドはベッド下のヒノキ材にタッピングビスで固定しているものの、ヒノキ材の4か所とも接着剤が外れているという異常事態の原因は、ノーズギヤを作動させるピアノ線がラダーサーボを押す(引く)ことによって大きな力が掛かり、サーボベッドを壊したようです。
これは今回の着陸時に完全な接着外れとなったものの、少しずつ壊れていたのかもしれません。
上空で飛行に支障が出た時点でサーボベッドが移動していた可能性があり、着陸進入時にはかなり移動していたものと推測できます。
サーボベッドを固定させるヒノキ材の接着部分に新たに補強材を接着し、壊れにくくして対策を施しました。
これで力が掛かった時でも壊れないものの、想定以上の大きな力が加わった場合胴体の側板を破壊することになるでしょう。
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