ノーマルモード(0%〜50%)でラダーサーボのニュートラルを送信機で一切触らずにテールローターのピッチをロッドで調整し、テールが左右に振らなくなったところでAVCSモード(50%〜100%)側に調整すればテールの抑えが良くなるはずでした。
ところが先日YFCクラブ員のIさんのヘリで、ノーマルモード(35%程度)でテールピッチロッドをどれだけ調整しても機首が左に流れて止まらず、ノーマルモード最強(0%)まで設定してもAVCS最強(100%)にしても止まる気配なし。
そこでジャイロの効かない50%にして浮上させると機首を振らないのに、少しでも感度を上げると(10%程度)左に機首を振るので、ジャイロの故障と気付きました。
それまでに時間を費やしてテールピッチロッドの調整を行ってきた事が全て無駄でした。
後日ジャイロセンサーを別のものに交換したところ機首振りを起こさず、ジャイロ感度も上げる事が可能となり、ハンチングも起きないという報告がIさんからありました。
ジャイロの故障は過去に何度も経験していますが、いずれもジャイロ感度が上がらないとか、全く作動しないことがほとんどで、機首を左に振るという現象は初めてでした。
Iさんの使用されていたジャイロはかなり古いタイプで、使用経過に於ける故障もしくは墜落(衝撃)による故障ということでしょう。
交換されたジャイロも新しいものではありませんが、機能的に問題がなさそうなので、そのまま使用されるということでした。

