2020年04月01日

ジャイロ感度調整

ジャイロ感度の調整を送信機側で行う設定が図のような場合、エンドポイント(フタバの場合はATVでJRの場合はジャイロ感度又はトラベルアジャスト)の、0%〜50%でノーマルモード、50%〜100%でAVCSモードとしているフタバ GY601ジャイロ。
ノーマルモード(0%〜50%)でラダーサーボのニュートラルを送信機で一切触らずにテールローターのピッチをロッドで調整し、テールが左右に振らなくなったところでAVCSモード(50%〜100%)側に調整すればテールの抑えが良くなるはずでした。

ところが先日YFCクラブ員のIさんのヘリで、ノーマルモード(35%程度)でテールピッチロッドをどれだけ調整しても機首が左に流れて止まらず、ノーマルモード最強(0%)まで設定してもAVCS最強(100%)にしても止まる気配なし。
そこでジャイロの効かない50%にして浮上させると機首を振らないのに、少しでも感度を上げると(10%程度)左に機首を振るので、ジャイロの故障と気付きました。
それまでに時間を費やしてテールピッチロッドの調整を行ってきた事が全て無駄でした。

後日ジャイロセンサーを別のものに交換したところ機首振りを起こさず、ジャイロ感度も上げる事が可能となり、ハンチングも起きないという報告がIさんからありました。

ジャイロの故障は過去に何度も経験していますが、いずれもジャイロ感度が上がらないとか、全く作動しないことがほとんどで、機首を左に振るという現象は初めてでした。

Iさんの使用されていたジャイロはかなり古いタイプで、使用経過に於ける故障もしくは墜落(衝撃)による故障ということでしょう。

交換されたジャイロも新しいものではありませんが、機能的に問題がなさそうなので、そのまま使用されるということでした。

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2016年02月07日

Sさんのヘリ テール不安定

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「天気予報は曇りのち雪」
飛行場へ行くための準備ができ、出発する時に限って雪が降り出し吹雪状態になったものの、YFC飛行場方面を見てみると、青空が広がっていたので行くだけ行ってみようと出発。
すると飛行場に近づくにしたがって晴れてきて、飛行場に到着するとSさんが先にいらっしゃいました。
正月に飛ばしていらっしゃった機体でテールの安定性が悪いので、確認のために再飛行を行われるとのことでした。
Sさんが言われるのには、ジャイロの搭載位置を変えてみて直れば良いが、ダメならジャイロを替えるしかないだろうということでのテストだそうです。(フタバ GY601ジャイロ)

ジャイロのセンサー位置をマスト後側からマスト前側に変更後、ホバリング〜上空飛行を行ってみたものの、前回と変わらないとの事。
テールピッチ調整後は一旦調子よく安定したものの、上空飛行中にハンチングが出て、その後最初よりも安定性がなくなってしまったそうです。
以前も同じような症状を別の機体で経験し、その時はテールサーボが原因だったそうで、結果的にサーボとジャイロの両方が原因であろうと言うSさんの判断、次回までに両方とも交換されるそうです。

自分は先週Kさんのジャイロ調整に時間を取られた分を取り返すべく、ネオキャリバーE6S 550を立て続けに3回飛ばし、満足な状態で終えました。
ただ外気温が低いために動力用バッテリーの消耗が早く、温かい季節に比べて1分ほど早くアラームが鳴ったのが残念でした。
バッテリーにとっては過酷な条件でフルパワーを出し続けているので、このぐらいでアラームが鳴る方が、安全マージンを考えた場合に良いよとSさんからアドバイスを頂きました。

スタート時95%容量から飛ばし始め、アラーム時35%容量に設定していることを考えれば、寿命も短くなりにくいと思いますので、無理は厳禁ですね。

posted by アムロジン at 17:46| Comment(2) | フタバ